各国の安全規格

当社でサポートしている主な国の安全の規格

イーエス技研では、海外輸出の際に必要な以下の国の安全規格に対応したコンサルティングを行なっています。ここで挙げた国や規格以外でも対応可能な場合もございますので、お気軽にご相談・お問い合わせください。
 

EU(欧州連合)


EU参加国はCEマーキング制度のもと、安全基準を統一しています(例外として、フランスの食品衛生規制など、国別の独自規制がある分野もある)。CEマーキングは、規制に準拠していることを製造者が自ら宣言する「自己宣言」の制度ですが、製品種別や使用条件によっては、認証を要する場合もあります。また、EU参加国ではなくても、CEマーキング制度を採用している国も存在します。
RoHSという言葉には、馴染みのある人も多いかもしれません。これもCEマーキングの際に評価が必要な規制の一つです。
詳細は「CEマーキング」のページを参照してください。

イギリス


EU離脱に伴い導入されたのがUKCAマーキングです。北アイルランドを除いた英国本土に適用されます。採用している規格はCEマーキングと年度も含め同一であるため、評価内容は同じです。しかし、根拠とする法令はEUと異なるため、適合宣言のための書類は別途作成する必要があります。しかし、英国政府は202381日付けで、CEマークを継続使用する事を発表しました。これにより、UKCAマークと共にCEマークの使用が可能となりました。
詳細は、GOV.UKサイト(英語)を参照してください。
 

アメリカ


各州法が定める規格の要求を満たす必要があります。産業機械の場合は、機械の電気安全規格である「NFPA79」をほぼ全州が採用しているとみられます。認証制度ではなく自己宣言ですが、州から委託された監査員が不定期に工場を監査し、不適合の場合は稼働停止を命じられることもあるため、注意を要します。任意認証としては、代表的なものにULがあります。
防爆規格はNEC(National Electrical Code)に記載され、アメリカに以前からあるDivision制とIECExに基づくZone制があります。防爆認証を取得するにはFM、UL、カナダCSAなどのNRTL(国家認定試験所)に申請します。防爆取得後は、年4回の工場監査を受審する必要があります。

カナダ


カナダ規格協会(CSA)が定める規格の中に安全に関する規格があります。

台湾


防爆機器には工業技術研究院(ITRI)による認証制度があり、認証を取得した機器にはTSマークを表示します。

韓国


韓国国家認証マーク制度があり、危険度の高い産業機器(プレス機など)が対象となる「強制認証」と、比較的危険度の低い機器(旋盤など)が対象となる「自律安全確認申告」の二種類があります。いずれも韓国労働安全庁(KOSHA)から認可を受け、KCsマークを表示します。

ブラジル


国家固有の安全規格「NRシリーズ」があり、その要求を満たすことが法的義務になります。製品種別、リスク種別ごとに規格がありますが、中でも「電気設備と電気工事」NR-10、および「機械及び器具」NR-12が代表的なものとなります。
その要求の多くは国際規格、欧州規格と類似していますが、取扱説明書を現地語(ブラジル・ポルトガル語)で作成しなければならないのが大きな特徴です。